冬を越すというのはとても大変なことだ.
植物は枯れるし動物だって死ぬ.
文明を手に入れた人間だって,冬の寒さを耐えるのは簡単ではない.
冬に部屋を暖かくする方法はいろいろあるが,今回は窓際対策をしたのでその効果を報告しよう.
寒すぎて水道が凍る
社会人1年目として,去年までとは違う土地で生活している.
なので現在住む地域で初めての冬を迎えているわけだ.
これが想像を絶する寒さだった.朝起きたら気温はマイナス.
外に置いていた自転車のサドルが凍っている.
洗面所の水道の蛇口をひねっても,水が出てこないこともある.
こんな寒い地域があることはテレビで見て知っていただけなので,ほんとにこんなに寒い場所が日本に実在することに驚いている.
格子窓に防寒対策
もう部屋の中にいても極寒なのだ.
キッチンでお湯を沸かすと,吐息が白くなる.
普段は湿気がないので息は白くありませんが,湿気がない分体感の寒さも倍増である.
かといって暖房をガンガンにつけるのは気が引ける.
節約大好きな私は暖房をつけるのにも抵抗があるからだ.
そして暖房を付けたくない理由がもう一つ.
リビングとキッチンをつなぐ扉が全面ガラス張りなのだ.格子窓っていうやつ.
見るからに熱が簡単に逃げていきそうなのである.
こんなん.
(数か所ダンボールが張られているのは,少しだけ対策をしたため.)
どうよこれ.
見るからに熱が逃げていきそうな扉よ.
ガラスを触ると,隣の壁と比べても明らかに冷たいんだよね.
実際,室内の熱損失は40~50%が窓ガラスが原因みたいだ.
壁,床,天井もあるのに,窓ガラスだけが圧倒的に熱を逃がしてしまっている.
この地域の冬がこんなに寒いって知ってたら,そもそも室内にこんな弱点のある部屋は借りていなかったかもしれない.
賃貸探してる人は,断熱性も気にしたほうがいいかもよ.
しかし借りてしまった以上は仕方ない.
知恵と工夫で対策を練ろう.
対策:ダンボール,プチプチを張る
裸の窓ガラスを放置しておけば,どんどんと暖気が外に逃げて行ってしまう.
そのため,窓ガラスから熱を逃がさない方法を調べてみた.
ググってみると,窓ガラスと室内空間の間に空気の層を作るのが有効だと分かった.
例として,カーテンがある.
カーテンは部屋と窓との間を仕切っており,窓側の空間に手を差し込んでみると,確かに室温よりも温度が低くなっている.
空気の層を作ることで熱が室外に逃げるのを防ぐことができそうだ.
というわけで,プチプチと段ボールをガラスの上に重ねて張ることにした.
プチプチは梱包に使われる緩衝材を,100均で買ってきた.
段ボールは,引っ越しの時に使って残っていたものを使った.
まずはガラスの大きさに合わせてプチプチを切り,重ねて張る.
続いてダンボールを同じサイズで切り出し,その上から張る.
かなり時間がかかったが,何とか完成した.
すべての窓ガラスをダンボールとプチプチで覆い尽くした様子がこちらである.
おお...
なんだこの貧乏くささは...
戦時中に民家の明かりが外に漏れて,戦闘機の標的にならないようにしていたことを思い出した.
しかし私は貧乏くささは気にしない.
もともと武士のような慎ましい生活をしているわけだからな.
問題はその断熱効果である.
結果:効果なくね?
結果を言うと,あまり効果は感じられない.
暖房をつけた部屋の中と外で,そこまで気温差がない気がする.
つまりまだまだ暖気が漏れてそうなのだ.
なんなら,暖房がついている部屋の外と完全な家の外とでもわりと気温差がある.
段ボールの表面と窓ガラスの裏側を触ってみても,同じくらい冷たいし.
どうなってんねん!
定量的な評価はできないので評価になるが,あまり効果はなさそうだ.
空気の層を作れば断熱効果が高いというのは疑っていないが,層が薄すぎるんだろうな.
カーテンと窓ガラスの間くらいの空間の広さがないと断熱効果には期待できないのかもしれない.
ならカーテン買うか.
まとめ:カーテン買う
ダンボール&プチプチを窓ガラスに張るだけでは,断熱効果は小さそうだ.
なので,追加対策としてカーテンを買おうと思う.
1年のうち寒い期間は結構長いし,まだしばらくこの部屋を借りるつもりだしね.
別の理由として,窓ガラスそのものも隠したいというのもある.
部屋の外の電気を消すと,その暗さが部屋の中から見えて心が寒くなるもん.
というわけでカーテンを買ってしまった方がいい理由が多いのでたぶん買う.
カーテンならさすがにもうちょいましやろ!