こんにちは,そうのじです.
同じ部署で少しだけ一緒に仕事をしていた先輩が,いつの間にか退職していました.
週に1度のミーティングで「○○さん今日来てないんですかね?」と他の人に話したら,
「退職したらしいよ」
という淡々とした返事が返ってきました.
「え???」
と事態を飲み込めないでいると,
「昨日が最終出社日だったらしい」
と教えてくれました.
他のメンバーがその人の退職を知ったのもほんの数十分前だったとか.
えええ???
そんなにこっそりと退職することなんてあるんだ?
僕がこの部署に配属されてから退職した人は数名いますが,そのときはこんなサイレント退職じゃなかったんですよ.
数週間とか数か月前から部署の偉い人が「△△さんが退職する」と部署の全員に周知した上で,賛同金を集めて記念品や花束を買いそろえ,盛大に送迎セレモニーをしていました.
だからこそ余計驚きました.
全く他のメンバーに知らせず,セレモニーもなく,お別れの挨拶もなく,明日も普通に出社するような雰囲気のまま帰らぬ人となったのです.
サイレント退職の理由は?
ここで気になるのは「なぜサイレント退職したのか」ということ.
僕の予想だと,「他の人と退職の話をするのが煩わしかった」というところでしょう.
前もって退職することを周囲の人に伝えると,哀しみの目で見られることもあるじゃないですか.
辞める理由がなんであれ,
「こいつ今の仕事が辛すぎるのかな.今までずっと我慢してきたのかな.かわいそうだな」
と邪推されること間違いないですもん.
ひょっとしたら励まされ,退職を思いとどまるよう説得されるかもしれません.
辞める覚悟をした身からすると,そういう人の相手をするのって煩わしいと思うんですよ.
お互いに気を遣って疲れるからです.
しかもお世話になった人全員との間でこのやりとりが発生します.
だったらできるだけ他人に知られないように,こっそり辞めてしまうのも一つの手ですよね.
僕もバイトを辞めるときにサイレント退職してたので,気持ちはわかります.
まとめ:ズバリ英断です
辞めていった先輩の今後の身の振り方は分かりません.
転職先が決まっているのか,はたまたしばらく休息して羽を伸ばすのか.
しかし一つだけわかっているのは,
「これからどんな生活をするにせよ,今の部署に居続けるよりはましだ」
と判断されたということです.
転職先の待遇は悪くなるかもしれない.
フリーターとして肩身の狭い思いをするかもしれない.
それでも,今の部署に残る方が人生損していると考え,退職を決めたのです.
そうでなければ退職しませんもんね.
いやー,先輩.
英断ですよ.
こんな部署にずっといたら身も心もズタズタになりますもん.
先輩の退職の決断には大きな拍手を送りたい.
先を越されましたが,僕もいずれ後を追うので待っていてくださいね.