こんにちは,そうのじです.
自動車系のメーカーで働いています.
でも車が好きというワケではありません.
なんなら,18歳以上は全員マイカーを持っていて当たり前という環境にもかかわらず,車を持たない生活を頑なに続けています.
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しかし僕のように,「車に思い入れはないけど自動車メーカーに就職したい」と考えている人もいるでしょう.
本記事ではそんな人に向けて,知っておくべき事実を紹介します.
全員車好き?
「車に特段の興味はないけど,なんとなく自動車メーカーで働きたい」と考えている人に覚悟しておいてもらいたいのは,
「自動車会社にはクルマ好きが多い」
という事です.
まあ想定内と言えば想定内かもしれませんが,いざそんな環境に身を置いてみると,車好きの人たちの熱量をいろんなところから感じます.
しかも,一部の従業員が熱狂的なクルマ好きというワケでもなく,全員が一般人以上に車好きという印象です.
例えば,車好きレベルの最大値を100点とし,一般人の車好きレベルの平均を50点とします.
そう考えたときに,僕の周りの先輩や同期たちは,全員60点とか70点くらいあるんですよね.
もちろん,100マックスの人たちも結構いる.
僕はというと,一般人以上に車に興味がないので40点程度しかありません.
知っておいてほしいこと① 車好きの話が理解できないことが多い
この話を聞くだけだとただの事実でしかないのですが,50点未満のスコアにしかならない僕のような人は,かなり生きづらい環境だと思います.
なぜなら,車好きの人の話が理解できないことが多々あるのです.
仕事の話もプライベートの話もどちらもです.
全体的に車好きな人が多いので,車に関する専門用語がさも一般常識であるかのように飛び交います.
自分以外の人が当然の知識として知っていることを,「それって何ですか...?」と聞くのは勇気がいりますよね.
それも1度ならまだしも,数分の会話の中で何度も出てくるのです.
自分はこの業界ではかなりの下っ端なのだということを痛感させられます.
知っておいてほしいこと② 趣味友が見つからない
そして周囲に車好きが多くて最も困るのが,趣味の合う人が見つからないことです.
車好きな人たちはすぐに趣味友を見つけることができ,巨大なネットワークを構築することができます.
そのネットワークが強大なせいで,車好きでない人は共通の趣味を持った仲間を見つけにくいところがあります.
車好きの人たちがヒエラルキーのトップなんですよね.
彼ら車好きのお客様たちのおかげで我々の仕事があるわけですから,頭が上がらないのです.
「車いじるより楽しいことあるよ~」なんて誰も言いません.
逆に,僕みたいに車を持っていない従業員は会社のために身銭を切っていないわけですから,会社でのヒエラルキーは最下層です.
チンカスです.
僕が大学生の頃なんて,車に熱中する友人たちの方がマニアックで変わった人が多かった気がするんですけどね.
大学生と自動車会社では,「車好き」の立場がガラッと変わります.
そのため,ヒエラルキー上位に入るために車を趣味にする人が増えていく一方で,車に興味がない我々はどんどん生きづらくなります.
車以外の趣味を持つ人がどんどん減っていくためです.
将棋とか自転車が好きな人を探していますが,それぞれ1人ずつしか会ったことがありません.
まとめ:自動車会社では車好きがヒエラルキー上位
どんな自動車会社でも,車好きはやはり多い気がします.
そんな環境では車好きの地位が高く,車が好きというワケではない人は肩身の狭い思いをします.
まあ自動車会社に限らず,従業員でありながら自社製品のファンを兼ねる人たちが,ヒエラルキー最上位になることは間違いないでしょうね.
就活前のあなたは,「自分は行きたい会社の製品のファンなのか」ということも考慮した上で就活を勧めるといいでしょう.
そうしないと,ヒエラルキー最下層で気の合う友人も見つけられない僕の二の舞になってしまう恐れがあります.