ミニマリストを目指して断捨離を始めて早くも半年.かなりモノが減りました.
部屋や押し入れを見まわし,頻繁に「これって本当に必要か?」と自問自答してきたため,今残っているモノはほとんどが生活必需品か好きなものです.ミニマリストのような無駄のない生活に近づいている実感があります.
しかし,全然使っていないにも関わらずどうしても捨てられないモノもあります.
本記事では,ミニマリスト志願者でも「使っていないにもかかわらず捨てられないモノ」を紹介します.
使っていなくても捨てられないモノ
使っていなくても捨てられないモノは,以下の5つです.
- テレビ
- アイロン
- スーツ
- 鍋
- こたつ
捨てられないというのは,「処分方法が複雑」「今後使いそう」「実用性は高い」「思い出が詰まっている」など,諸々の事情を含みます.順に紹介していきます.
①テレビ
捨てられないモノ
・メイン:テレビ本体
・付属品:テレビ台、録画用HD
テレビは持っているんですけど,1年で10時間も観ていません.友達が家に来た時に,気まずくならないように点けているだけです.
時間がとられるから極力観ないようにしているんですが,置いてあるだけで邪魔になってきました.今では押し入れの中で眠っています.
YouTubeで好きな動画を見る方が楽しいのでテレビはいらないんですけど,「テレビでダウンタウンを見たくなることが今後あるかもしれない」というストッパーがかかるため処分に踏み切れません.
ダウンタウンが引退したら,確実にテレビとお別れします.
②アイロン
捨てられないモノ
・メイン:アイロン
・付属品:アイロン台
ぶっちゃけアイロンは使わないんです.そりゃシャツがピシッとしている方がかっこいいですけど,そのためだけにあんな面倒なことをするのでは割に合っていない気がします.
大学生のうちに何となく買っていたのですが,結局3回くらいしか使いませんでした.なんとなくで買ってはいけなかったと後悔している買い物第1位です.
捨てられない理由は,次第にアイロンを使う場面が増えそうだからです.今はだらっと服を着ていても若さを言い訳にできますけど,歳を重ねて子供と一緒に歩いていると,ただ恥ずかしいだけじゃないですか.
「今全然使っていないけど,将来高確率で使いそうなモノ」を捨てるのは,心理的ハードルが高いです.
③スーツ
捨てられないモノ
・メイン:スーツ上下
・付属品:ネクタイ、ベルト、革靴
スーツを着る機会が全くないんですよ.大学生で就活をしていた時から着てません.
全然使わないのに取っておいたのは,ひとえに「結婚式に呼ばれたときのため」です.それでも一回も着ていないということは,そう,結婚式に呼ばれたことがないから.友達がいないことを失念していました.
ただ,今後仕事で出張に行くときは,スーツを着る可能性が出てきました.他の会社を訪問するならよっぽどスーツを着ていくと思うので,スーツは捨てない方が良さそうです.
④鍋
捨てられないモノ
・メイン:土鍋
・付属品:ポータブルIHヒーター
冬にこたつの上でワイワイ囲む,あの鍋です.大学生の頃は冬になると大変重宝していたものの,社会人になってからは,ただのお荷物と化しています.
大学生の頃は友達や女の子を呼んでしょっちゅう鍋をやっていて,そのころの楽しかった記憶が鍋に詰まっているんですよね.昔の同じ記憶を延々思い出すだけなので,もはや煮詰まってきています.鍋だけに.
そんな思い出深い鍋を捨てようという気になれません.
なくても全く困らないことは分かっているんですけどね.
⑤こたつ
捨てられないモノ
・メイン:こたつ本体
・付属品:こたつ布団、こたつ用マット
捨てたい理由「場所を取るから,掃除の邪魔だから」
捨てられない理由「寒いから」
簡単に言うと上の通りです.
まずこたつって,出していても収納していても場所を取るんですよ.冬にリビングに出していればリビングが急激に狭くなります.こたつの存在感がデカいんです.スッキリした部屋が好きな私には苦痛です.今年試しに一度出してみましたが,視界がうるさすぎて1日で押入れに突き返しました.
また,ご想像の通り,収納時もスペースを使うんですよ.春・夏・秋はずっと「こたつ邪魔だな」とイライラしています.
あと掃除の際にも邪魔です.せっかくフローリングの上をスッキリさせているのに,こたつを置くと掃除が捗りません.こたつマットの上に毛とかが集まるのに,掃除機かけられないじゃないですか.
3日に1回掃除機をかけたい私にとって,こたつはイライラの種です.
ただ捨てられない理由もちゃんとあるんですよ.コスパが最強.他の暖房器具よりも圧倒的に安く温まれます.
しかも,ぬくぬく温かいという至福の心地よさと,ピンポイントで体の周りだけ温まるという効率性を併せ持っているときた.こたつは一切の無駄のない文明の利器なのです.
だからこそ捨てられません.今はこたつなしで冬を越せるか実験しています.実験が成功すればこたつに見切りをつけ,ようやく捨てられるでしょう.いや,やっぱり捨てるには惜しいか...こたつは悪魔的な魅力を持っています.
まとめ
これから使いそうなモノや思い出の詰まった昔のモノは捨てにくいですね.家電も,買い直そうとすると高くつくというのもあって,捨てにくいです.現段階では今回紹介したいずれのモノたちも捨てられないので,しばらく置いておきます.あと1年ほど様子を見て,やっぱりいらないと判断したら捨てますかねえ.
ミニマリストを目指していても,心理的に捨てにくいことはよくあります.断捨離界では「捨てられるか迷ったモノは捨てられる」という格言がありますが,捨ててしまったあとに後悔することも絶対ありますよ.あまり無理せず慎重に判断していきたいところです.